こんにちは。ハワイ在住フォトグラファーのマルです。
最近、雑誌の撮影していて何度か耳にするようになった言葉
「インスタ風に撮ってください」。
依頼されている立場上、言われたらそうする必要があるのだけど、
なんかこう、引っかかる気持ちを抑えて撮ってしまう。
企画意図をはっきり伝えてもらえればよいのだけど、そうではなくてさらに
"何でもいいから"インスタ風に撮っといてください
"とりあえず"インスタ風のカットも抑えといてください
となってしまうと。。。
多分だけど、編集者自身が企画煮詰まってるんだろうな。
あるいは深く考える余裕がないのか。
流行りに乗っかっとけという短絡的なものを感じてしまう。
だったら全部スマホで撮って納品しようかな、なんて思ってみたり。
でも自分の中でそんな"やさぐれ感"が出てきたときは、出版社で働いていたときのことを思い出す。
僕は大学出てダイビング雑誌の編集部に入って実際に本を作っていたのだけど、
会社のいろんな力学や、予算や日程、目の前の仕事の抱え具合などで、
十分に企画を練りきれないままデザイナーや他のカメラマンさんに仕事を発注してしまうことがあった。
そんなときに、期待以上のものが上がってきたときは一様にはっとさせられた。
フリーの方の仕事ぶりに救われたというか。
完全に自分を始めとする発注側のせいなんだけど、
期待していなかっただけに、そのインパクトはかえって大きい。
だから、目の前の仕事を、思うところは抑えて丁寧にやることが大事なのだ。
と、自分を戒めるためにブログに書いてみた。
いろいろな立場を経験させてもらっているありがたみですね。
ハワイに来てから特にだけど、東京でサラリーマンを長いことやってからフリーになって、
ホントに良かった思っています。
Photo &Text by TOMOHITO ISHI"MARU" 石丸智仁
※本記事の写真及び文章の転載は一切禁止です
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